2010/03/25

RT-5 シェイクダウン

RT-5 完成!
ボディはもちろんBLACK&DECKERカラーに塗装。デザインがスクエアなので更に電動工具っぽいぞ。アルティマMIDが電動ドライバーなら、こいつは電動ジグソーか。


というわけで早速パルに行ってきた。
月末にパルのレースにエントリーしたいので、たまには真面目に練習するのだ。
この日ほどストイックにセット出ししたのは初めてだった。


10分走ってはセットを弄ってまた走行。ひたすらこれの繰り返し。。。
なにを変えるとどう走りが変わるのか?いままで漠然としていたセッティングの因果関係がだいぶ見えてきたぞ。うっしっし。
いちおうメモしておこう。
1.素組の状態でスタート。タイヤはリアHOLE SHOT,フロントTHE EDGE。オーバーステアが酷く、ブレーキング時にクルっ、加速時にクルっ。ジャンプも安定しない状態。怖くてまったく握れない!!!  これ、不良品か?(笑
2.そこでリアグリップを確保する方向でセッティング出しをはじめた。まずはバッテリー位置を最後方に。これだけでも結構変わる。
3.ブレーキ時のマキが嫌なので、ESCのセッティングを変更。それでもギクシャクするので、ピニオンを18から22tにアップしてみた。当然かなりマイルドな挙動になった。。
4.サスの調整。ノーマルスプリングしかないので、とりあえずプリロードを変更。フロントを硬めにセット。リアがロールしてグリップするイメージに...(ほんとか?)
5.加速時のトラクション向上を狙い、思い切ってウエイトを100g追加。ドッシリ!
6.弱アンダーの落ち着いた走りになってきたが、今度はパンチが無くてつまらない。そこでプロポのEXPを+20程度にしてみた。ググっと走るようになったぞ。
7.リアグリップを稼ぐ方向でセッティングしてきたが、今度はジャンプでのケツ着地が増えた。そこでサーボ上に60gのウエイトを積む。結果、フロントの接地感が高まった。
8.だいぶ走りやすくなったが、最後にフロントダンパーを1段寝かせてみたら、コーナー初期の反応が良くなった。(気がする)
コイツはイケる!てな気分で本日のセッティング終了。

そもそもトラックって非常識なほどのワイドトレッドだから、ほっといても曲がる。だからいかにリアグリップを高めて、まっすぐ走る車体にするか?がセッティングのキモだと思った。 それに標準セットは軽量なLIPO&ブラシレスを前提とはしていないんだよね。きっと。つまり軽くてパワフルすぎるてこと。だからまずウエイトを積むことが、走りの安定化につながる早道だということがわかった。重いことで改善されることは多い。
また、サスセッティングは、ダンパーやスプリングの硬さよりも取り付け角度のほうが特性を変えやすいことが分かった。
トラックは曲がりかたも独特だ。コーナーの奥でクルっと向き変えて、ググっと加速できるように、ステアリング、モーターともに少し過敏にしたほうがコースを攻めやすかった。

結果「フロント=シャキっ! リア=ダルっ!」なセットになったけど.....これって世の中的には合ってるのかなあ〜?
ま、来週のレースはこれで行くべ。

ちなみにULTIMA-MIDのセットは「フロント=ふにゃ リア=ガチっ」でブレーキもガツンと効く仕様。トラックと正反対の味付けになったのが面白かった。
そして興味深かったのがリアのスキッド角。「スキッド角を付けるとギャップ走破性が増し、逆にトラクションが減る」らしいのだが、ほんとにその通り!これは嬉しい体験。
いろいろ試した末、レースでは「コーナーで遅い」より「ギャップで転ぶ」ほうがタイムロスなので、ブルーのワッシャーを抜いてスキッド角を多めに付けてみた。
さてさてレースが楽しみだ。

1 件のコメント:

  1. セット出しって実は楽しいですよね。
    ここのたどり着くまでにかなり遠回りしてきたような…w

    それにしても、NEWシャーシのシェイクダウンを谷田部でやったり、レースに向けて黙々とセット出しをしてる様をみてると、どこぞのワークスドライバーのようですな!

    返信削除